【新人理学療法士へ】PT1年目を過ごすにあたって大切なこと。〜その②〜

2016.4.24 新卒訪問理学療法士, キャリア
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こはる

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新人理学療法士の皆さんへその2

別の記事で、働く上で大切なポイントを私なりに5つ、まとめてみました。

今回はそれらを土台としてどう患者さんと関わるかについてお伝えしたいと思います。

 

1.担当患者さんが決まった!患者に会う前に、、、。

2.患者さんと対面!さて、何をしましょうか?

3.患者さんと別れたその後は、、、?

 

1.担当患者さんと会う前に、、、

患者さんと会う前に、、、あなたは何を思い浮かべますか?

今回は、

まず、情報収集!ということで、

a)カルテ、看護師さん

b)本や文献

c)先輩

の3点をあげました!

 

a)私はまず患者さんの疾患名、現病歴、既往歴、家族構成といった情報をカルテで確認し、患者さんのぼんやりとしたイメージを作ります。そして医師からの指示、処方を確認し、求められていることを明らかにします。これは臨床実習でも大切だと言われていることなので、きっと皆さん気が回る部分だと思います。

 

b)カルテ情報からなんとなくのイメージができたら、次は患者さんの疾患についての情報を集め、評価に備えてイメージを膨らまします。病態、一般的な経過、注意すべき合併症など一般的なことですね。

 

そして、カルテからの患者さんの個人的な情報と一般的な情報を合わせて、今回のどんな評価が必要なのか?注目するべきポイントはどこで、何を捉える必要があるのか?を考えていきます。

 

c)そしてそして、この作業は自分一人では限界があるので先輩に相談します。「こう考えているけど、こういう不安がある」など、実際に見たことがない、経験していない場合はイメージに限界があります。そのため、やはり誰かに頼ることも大切だと感じる毎日です。近くに先輩がいる環境なのであれば、どんどんコミュニケーションが取れたらいいですね!

この準備段階は慣れるまでは時間もかかるので大変ですが、大切な時間だと感じます。試行錯誤の2年目です。丁寧に取り組みたいことですが、現段階では想像しか出来ない段階なので、時間を決めてキュッと行いたい部分でもありますね。

 

2.患者さんと一緒に。

患者さんと顔を合わせる、何度繰り返しても初めては緊張します。私はそんな時、とりあえず笑顔で入ること、心も身体も柔らかく、穏やかな呼吸を保って向き合えるように意識していますね!

そして、ここでも情報収集!どんな情報を得られるか、これは経験による差が1番出る部分のではないかと思います。

理学療法評価&情報収集

a)問診

b)視診、触診、運動観察

c)統合と解釈

これらを詳しく書くと大変な量になるので、また別にします笑

 

3.患者さんと別れた後に、、、。

患者さんと別れ、1日が終わったら、、、ほっと一息。そして、ほっと一息ついた後は、介入前のイメージと初期評価で得た情報を確認し、明日からどんな介入をするのか、方針と具体案を考えます。ただし、考え出したらきりがありませんし、これといった正解がない世界なので、自分が捉えられたこと、よく分からないことを明らかにし、自分が分からない部分は先輩方のお力を借りることが大切だなと感じています。

自分で出来そうな部分を簡単にまとめると、

a)1.2で得た情報をまとめ退院の姿をイメージ

b)2で得た現状の情報と退院時の姿のギャップを明らかにする。

c)明らかになったギャップを埋めるために理学療法士として何が出来るかを考える。(身体機能面、動作方法面、補助具や環境面、サービスなど、多様な視点からのアプローチを考え、今必要なこと〜退院時までに必要なことを挙げる。)

ここまできたら、後は行動!aからcを土台に日々笑顔で介入する!

そして!介入しながらも常にaからcを振り返り、方針の修正やより良い介入に向けて考え行動する!

最後に

長くなってしまいましたが、私が1年間で学んだことをまとめるとこのような形となりました。私もまだまだ新人です。1年後はまた違う方になっていると思います。また、違う形のものを出せるようになりたいとも思います。

難しく考えればどこまでも難しい世界だからこそ、なるべくシンプルに出来ないかなぁと考えます。

明日も素敵な出会いがありますように、、、!

ありがとうございました!

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