自らの「社会性」を振り返ることの多いさややです。
素敵な仕事をいっぱいさせて頂いて(ライターの仕事もそうですね!)、感謝の気持ちでいっぱいなのに、パフォーマンスが明らかに見劣りするときがあります。(自覚はあるんです!)
それに、良くないとわかっていても、あとちょっとの努力ができないときがあります。
そんなとき、思い出すのは、かつての職場で言われたこの「社会性」という言葉です。
(その頃私はまだ健常者でした。)
社会性の意義
インターネット上に「社会性」は次のように紹介されていました。
1 集団を作って生活しようとする、人間の根本的性質。
2 他人との関係など、社会生活を重視する性格。また、社会生活を営む素質・能力。「―のない人」
3 広く社会に通じる性質。社会生活に関連する度合い。「―の強い文学」
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/101566/meaning/m0u/ より引用
「社会性」という言葉の意味をうっすらと理解したのは社会人になってからでした。仕事をする際は、自分ひとりでは仕事ができず、皆で力を合わせて仕事をしていきますが、そこには人と人とが良好な関係でいるだけでなく最高のパフォーマンスをするための暗黙のルールが存在していました。
それを知っているか知っていないかで、「あの人は社会性がある」と言ったり、「あの人は社会性がない」と言ったりするのだと思います。
例えば、一度言われたことをきちんと覚えるということも、社会性の一つだと思います。
約束を守ることも社会性の一つだし、相手の嫌がることをしないのも社会性の一つだと思います。ビジネスマナーも、社会性の一つですね!
社会生活は、何も職場だけの話ではなく、ご近所や地域の方とのつながりだったり、親戚との関係なども含まれると思います。
時代や場所によって正しいといわれたことがそうではなくなってしまう、正解のない世界に生きてる私たちだけど、日本の社会で・組織でやっていくときは、社会性という目には見えないけれどはっきり存在している模範解答を知っておく必要があるのかもしれません。
会社の目的と社会性
会社というのは、利益の最大化のために存在すると言われます。また会社はこれから先も存続するために存在するといった話を聞きました。
「最大化」は「化ける」という字がポイントで、1利益が出たら2を目指し、2利益が出たら3を目指すのが会社のあり方です。
これは働く側のパフォーマンスの話でもあると思います。
いいパフォーマンスができたら、もっといいパフォーマンスを目指すべきです。
ひとりひとりの社会性も刷新されていくべきなんだと思います。
職場で言われる社会性は、勤務態度とか仕事への取組姿勢の話でもあります。
誠実に一生懸命にベストを尽くすことが基本で、
ルール(もちろん、暗黙のルールもですね!)を守らなくてはなりません。そのためにルールを知ることが大事なのだと思います。
私は、上司から何回も言われたことを忘れる社会人だったので、社会性がないとよく叱られました。
同じ失敗も懲りずに何度も繰り返したし、仕事の優先順位も周囲と違っていたし、
スケジュールは把握できていないし、忘れ物はするし、
それでもやる気はあると主張していたので、今から思えば本当に恥ずかしい話です。
挙句の果てに、心身ともに不安定で、私に頼んだ仕事が期日にきちんとした形で返ってくる保証はないという状態でした。
人は機械ではありませんが、安定的に継続的に一定のペースで一定の高いレベルの成果を出し続ける人の存在価値の大きさといったら、計り知れません。
職場で評価される社会性とは、ルール(暗黙のルールも)を知り、それを守って、安定的継続的に高いパフォーマンスを出し続けることではないでしょうか。
障害者は社会性が欠落している??
障害者はみんながみんな社会性が欠落している訳ではないと思います。
私のような精神障害者は、社会性が不足していたり、パフォーマンスにむらがあっても仕方ないと言ってくださる方もおいでるかもしれません。
本当にありがたい話ですが、一般就労を目指す障害者ならば、社会性は避けては通れない課題だと思います。
ルールを守れない障害者
安定性・継続性のない障害者
パフォーマンスの質が低い障害者
は、利益の最大化を目指す企業では必ずお荷物になり、肩身の狭い思いをすることになります。
私も障害者施設にいることに甘えていないで、社会性をもって、安定的継続的に高いパフォーマンスができるように努力したいと思います。
そして、どうすれば、皆と良好な関係を築くことができるかを考え、暗黙のルールについても、皆で意見をすり合わせながら学習できたらいいなと考えています。
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