オリンピック体操団体にみる「リハ医療」と「作業療法」

2016.8.10 在宅医療
この記事を書いた人
OKA

OKA

この記事をシェア

LINE
この記事が気に入ったらいいね!

毎日が感動、オリンピック!

オリンピック開幕し、早数日ー。

水泳、柔道、体操など、毎日、日本の選手の方々が必死に戦っている姿に、

胸が熱くなる日々を過ごさせてもらっています。

 

遅ればせながら、今日、体操団体・各選手の全種目のパフォーマンスを見ることができました。

 

計り知れないプレッシャーの中、各選手が持てる力を発揮して、チーム一丸となって結果を出していく姿勢を目の当たりにし、

「おめでとう!」という気持ちが湧き上がってくるとともに、

リハビリテーション医療を照らし合わせている自分がいました。

 

 

オリンピック体操団体にみる「リハビリテーション医療」と「作業療法」

私は、この体操団体競技とリハビリに、2つの共通点があると感じました。

 

 

●1点目は、「チームで目標に挑む」という共通点です。

 

床、あん馬、吊り輪、跳馬、平行棒、鉄棒とそれぞれの種目に対して、

それぞれの選手が得意な種目に挑み、ベストな演技をしようと取り組んでいく様子は、

 

リハビリテーションを必要とする方に、作業療法士、理学療法士、看護師、社会福祉士などがそれぞれの専門知識を活かしながら介入していく様子と重なったからです。

 

 

●2点目は、「集団の力が、個の力を引き出す」という共通点です。

 

作業療法では「集団力動」を利用することがあります。

集団になることで相互作用が働き、一人では起きないことを引き起こす力です。

例えば、患者さんを集めて集団で活動をすると、一対一で治療するより生き生きと活動することがあります。

 

今回の体操の予選では、予期しないミスが連鎖して起き、
決勝では、それぞれの人が次の人へバトンを渡すように、良い演技の連鎖が起きているような現象に、「集団力動」を感じたからです。

 

悪い流れも、良い流れも影響し合う団結力の強いチームなのだ!

ということを示す現象であると捉えるとともに、

このような素晴らしいチームだからこそ今回メダルを勝ち取れたのだろうと感じました。

 

頑張れ、日本!!!

まだまだ、オリンピック、そして、パラリンピックが続きます。

素晴らしい競技を見せてくれる選手の方々に敬意を払いながら、一生懸命応援したいと思います!

\ SNSでシェアしよう! /