「人生に限界なんてない」五体不満足のオージーが語る超ポシティブに生きる秘訣

2016.9.28 いい話
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yuki

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NO ARMS NO LEGS NO WORRIES 手も足もない 心配もない

ニック•ブイチチ

手も足もないこの方は、オーストラリア出身の講演家ニック•ブイチチさんです。彼の仕事で、世界各地を飛び回り、色んな人たちにどのように困難を乗り越え、より楽しい人生の過ごし方を送る秘訣を伝える講演活動を行なっています。

そんな彼は、とっても多趣味!なんでも、笑顔でやってしまいます。

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サーフィンも

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スカイダイビングも

五体満足の私がしたことない体験をとっても素敵な笑顔で楽しんでおられます。

何故彼はこんなにも楽しそうに人生を送っているのでしょうか?

それは、彼が人生をかけて学んだ秘訣にあります。

その秘訣をより多くの人に伝えたい。

その思いでニックさんは、日々講演活動をしておられます。

ニック•ブイチチの人生

まずは、ご本人の講演を見てみましょう。(日本語字幕付)


ニック・ブイチチ/浅羽 勤 投稿者 junmurakami1116

生まれた時から、このような身体で生まれたニックさん。彼は、なんとオーストラリアで初めて身体障がい者として、一般の学校に通っていました。大変優秀な成績で高校、グリフィス大学を卒業し、2つの学士号を持っています。

しかし、世間の目は厳しく、彼にこのような言葉をかける人がいたそうです。

「手足がないから、十分じゃない」

「両親の重荷になっている」

「誰もあなたと結婚なんてしてくれない」

「奥さんの手も握れない夫なんてありえない」

「泣いている子どもを抱いて上げられない父親は親じゃない」

参考:World’s Strongest Person

手と足がないだけで、なんという言われようでしょうか。その言葉に彼は心底傷つき、自殺まで考えるようになってしまいました。先の見えない彼にとって、これらの言葉は恐怖でしかなく、自分が本当に価値のない人間なのではないかという不安に陥れてしまうほどの絶大な威力でした。言葉とは、大変恐ろしいものです。

それでも、大好きな両親に悲しい思いをさせたくないという思いから、ポシティブに生きる秘訣を見いだしたと彼は語り、世界を飛び回ります。

笑顔で人生を送る秘訣

誰の人生にも、困難があり、山あり谷ありです。皆同じです。

七転び八起きという日本語の諺がありますが、彼はご自身の体使ってその困難から立ち上がることの大切さを語っています。

それでも、ニックさんの笑顔が人一倍輝いているのは、秘訣をちゃんと心得ているのでしょう。

今あるものに感謝すること

人間っていう生き物は、どうしても無いものねだりしたくなります。

ニックさんは、何度も「手と足が欲しい」と思っていました。

しかし、現実には欲しいと思っても本当に手に入れられるものは、ごくわずかです。現にどんなに願っても誰も彼に手も足も与えることはできません。

けれども、今あるものに感謝をすることによって人生を180度変えることが可能です。彼は、持っている持ち前のユーモアや周囲の人たちに感謝することによって、人生をより明るく生きる糧をつけました。

とある講演で、こんなジョークをいっていました。

「皆さんは、手も足もあるので関節炎があるでしょう。でも、僕は手も足もないので関節炎もありません。だから、僕はハッピーです。」

これは、ニックさんにしか言えないユーモアです。

あきらめない

誰の人生にも困難が付きものです。ニックさんは、幼い時から自分の障がいとの向き合い方について考えていました。自分の人生のあり方について、考えていました。その結果2つの結論に達しました。

障がいを乗り越えないと強く成長できない。

障がいがあるからこそ、勇気とチャレンジに立ち向かうたくましい精神が与えられた。

幼い時から、様々なネガティブな言葉を言われた彼は、本当に色んな事にチャレンジしました。サッカーの練習も、人の何倍も練習をして、ドリブルが出来るようになりました。自分の身の回りの世話も、自分で出来るように努力を重ね、今では、ほとんど自分でやっています。

やってみないとわからない

多くの人がいうように、誰の手を握ることのできない彼が本当に誰のハートも掴むことができないのでしょうか?本当に泣いている子どもに手を差し伸べることもできない駄目な父親になってしまうのでしょうか?

答えはNOです。確かに彼は、誰の手を握ることができません。

しかし、日本人のカナエさんのハートをしっかりとつかんで、素敵な結婚生活をされておられます。

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さらに、2012年に長男のキヨシ・ジェームズ君、2015年に次男のデジャン・レビ君が生まれ、現在は2人の男の子の良きパパとして子育てにも奮闘しておられます。

どんな状況であっても、どんな障がいがあっても、チャレンジ精神を持つことの大切さを彼から学ばされました。転けてしまっても、失敗してしまっても、1人で起き上がれる、立ち上がれる。ニックさんは、そのことを全身を使って説明しています。どん底だと思っても、考え方次第でこんなにも人生を前向きに捉えられる、頑張れる。その精神は、いつまでも心に留めておきたいです。

 

写真・参照:Why Listeing To Nick Vujicic Will Make You A Better Person World’s Strongest Person

 

 

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