キャリアアップできる医療職の選択とは 〜「挑戦」と「逃避」の違い

2016.10.21 キャリア
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たくちゃん。

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コメディのイワシタです。

今回は主にキャリアアップしていける医療職の選択を「挑戦」と「逃避」という視点でお話したいと思います。

 

「挑」と「逃」の漢字から読み取れること

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突然ですが、漢字って面白いですよね。
どちらにも「挑」、「逃」という似た漢字が使われており、「兆し(きざし)」という語が入っています。

 

「兆し(きざし)」とは辞書で

 

何かが起こることを予想させる現象。という意味です。

そして、それぞれの漢字に、前者は「てへん」後者は「しんにょう」が使われていますね。
「てへん」は皆さまのご存知の「手(hand)」の意味があります。

そして「しんにょう」には

「道を歩く(to walk)」だけでなく、「脚(legs)」「行きつまりながら進むこと(go forward sometime stop)」という意味もあるようです。

単純にこの語源を参考にすると

 

手でつかんで挑もうとするきざし「挑」

脚で逃げようとするきざし   「逃」

 

という意味をイメージさせますよね。

さて、漢字の話はここまで。

 

次に自分の選択が「挑戦」なのか「逃避」なのか、ということについて。

 

その選択は本当に「挑戦」か「逃避」か。根本のマインドの違い。

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私自身、今でも、今まででも、自分のこの選択は「挑戦」なのか、それとも「逃避」なのか。

と考えてしまうことがあります。

シンプルなようで、実は深く考えるとすごく難しいとも思います。

 

自分自身、又は相手の、その選択はどちらなのか。
自分の今までの経験や、出会った人、私の尊敬する方々の意見を元にその「判断軸」を共有します。

 

「挑戦」は自分の長期的な願望(夢やビジョン)に沿っている。
「逃避」は自分の短期的な願望(欲望)に沿っている。

 

「挑戦」は自分の強みをさらに成長させる選択である。
「逃避」は自分の弱みから逃げたいだけの選択である。

 

「挑戦」は自分も周りも結果的にWINWINに導いている(自分と誰かのため)。
「逃避」は自分だけWINで周りがLOSEになっている(自分のためだけ)。

 

「挑戦」は自己有能感をさらに高める。
「逃避」は自己有能感をさらに低める。

 

「挑戦」する人は目が輝いている。
「逃避」する人は目が泳いでいる。

 

「挑戦」する人はエネルギーがあり、周りにも与える。
「逃避」する人はエネルギーがなく、周りに悪影響。

 

「挑戦」する人は既に成果を出しており、またつくり出す。
「逃避」する人は成果を出せずに逃げ続ける。

 

「挑戦」する人は利他的に物事を考え、自責感が強い。
「逃避」する人は利己的に物事を考え、他責感が強い。

 

「挑戦」する人は有言実行、言行一致。
「逃避」する人は有言不実行、言行不一致。

 

「挑戦」はその選択に人が集まる。
「逃避」はその選択に人は集まらない。

 

「挑戦」は肯定的な変化(成長)が伴っている。
「逃避」は現状維持。

 

という感じでしょうか。

極端な言い方になってしまいましたが
挑戦し続ける人はそう多くないと思っています。

 

 「挑戦」的選択か「逃避」的選択かを見極める質問 〜セルフカンセリングの必要性

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人は皆、生物学的、遺伝的に「変化を嫌う」「弱い」生き物です。

なのでどちらが良し悪し、ということを言いたいわけではなく
自分の求めるもの、目指すキャリアビジョンがある時は「逃げ」ではなく、本当に「挑戦」を選択できているか。

というのは、自分自身で内省できた方が良いでしょう。

 

弱い生き物であるからこそ、それを意識して考えることが必要です。

特に学歴があり
知識が多い人こそ「正当な理由」で「挑戦に見せかけた戦略的・論理的な逃避」をする人がいます(簡単に言うと、言い訳がお上手)。

これはやっかい。

無意識的で自分でも「逃げ」と気付いていない人もいます。そして周りもわかりづらい。

でも、実はすぐにわかってしまいます。正直、見た目と言動。

そして、その人が今やっている行動で。

 

例えば
「自分が一番大事にしているのは、貢献という思いです。だから◯◯(退職、転職、異動など)したい、なりたい!」

というような時。

 

「本当に?」
「もっと具体的に教えて?」
「自信ある?」
「いまの環境でやらない理由は?」
「その行動で誰に恩返しをしたい?」
「いまの環境で結果を残してる?」

 

と少し質問しただけで

目が泳ぎ始めて

自信なさげな返答。

そして、質問を繰り返せばさらに悶々する。

このような反応であれば、挑戦と見せかけた、逃避行動の選択をしようとしています。

 

挑戦する人も更にわかりやすい。
「自分が一番大事にしているのは、貢献という思いです。だから◯◯したい、なりたい、というよりなる!絶対やります!」

と自分と相手に対してのコミットメントが強い。

そして上記のような質問に対して

エネルギーがあり

自信をもって

目を輝かせて

具体的に語ります(むしろ質問しなくても)。

 

それはまさに 「挑戦」 と言えるでしょう。

結果的に人に応援されます。

 

相手がいる場合でなく、自分自身の場合は

上記のような質問を自分に投げかけ

 

「私は本当にそうしたい?」
「私のビジョン具体的か?」
「私自身は自信に満ちてるか?」
「私は何故いまの環境でそれをやらないの?」
「私はその行動で誰に恩返しをしたい?」
「私はいまの環境で結果を残してる?」

 

というように、セルフカウンセリングするとよいでしょう。

 

繰り返しになりますが、「良し悪し」ではありません。

ただし、「挑戦」を選択できる医療職の方が、医療職としても人としても成長できるというのは言うまでもありません。

 

「挑戦」を全く選択できない医療職が

本当に患者様を幸せにできるのか? という疑問も残ってしまいます。

 

以上、イワシタでした。

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