「負けを取り戻そうとして、
それに賭けるのはギャンブルで言えば大負けするパターンです。
それよりも
当事者としてこの先の出会いなり
機会に向かい合うことの方が前向きではないですか?
例えば公的サービスを利用するなら障害年金や支援者との出会い。
私的なものであれば
人生を再考できる時間がある
働き方を選べる
同じ病を持つ当事者との交流など、考えればあるものです。
こちらに目を向けて生き方を考えたほうが、より前向きじゃないですか?」ー
こんにちは!コメディー編集部の当事者です。
前述した言葉は、私が受けてきた支援の助言の中で、忘れられない言葉となり、それまでの生き方を見直すきっかけを作った言葉でした。
この言葉をくれたのが、当時私の支援者であったAさん。
病気を抱え、何度となく後ろ向きにな考え方になる(今でも思考のクセは残っていますが)、または病気になったことで失われた自尊心を取り戻してやる!と気負っていた私を、うまく心理教育することで、前向きに生き方を見つめなをすきっかけを作ってくれた人です。
彼は臨床心理士でもありました。
臨床心理士とは?
「臨床心理士」とは、臨床心理学にもとずく知識や技術を用いて人間の”こころ”の問題にアプローチする”心の専門家”です。
言い換えれば、臨床心理士とは、人(クライアント)にかかわり、人(クライアント)に影響を与える専門家です。しかし、医師や教師(共に人に関わる仕事)とは異なり、人の多種多様な価値観を尊重しつつ、その人の自己実現をお手伝いしようとする専門家なのです。
どうですか?みなさん、イメージを持っていただけたでしょうか。
心の問題を取り扱う
日本には心の問題に取り組む職種として
・心理カウンセラー
・サイコセラピスト
・心理相談員等
様々な名称があります。
アメリカでも90年代後半から2000年代初頭にかけて、ビジネスのリーダーたちがプライベート心理カウンセラーを雇っていることが流行したと言う記憶もありますし、『アナライズ・ミー』(1999)というロバート・デ・ニーロ主演の映画ではマフィアのボスがパーソナル・カウンセラーを雇うというものもありました。
中には、怪しい名称のカウンセラーも存在するでしょう。
それに対し、臨床心理士は公益財団法人臨床心理士資格認定協会が実施する試験に合格し、認定を受けることで取得できる”心理専門職の証”となる資格です。
最後に
だから臨床心理士が素晴らしいんだ!という気は毛頭ありません。
人にはそれぞれ合う、合わないがありますので、それを全肯定する気はありません。
私自身も色んなタイプの支援者の支援を受けてきました。
例えば、保健師、看護師、精神保健福祉士、医師などです。
そのなかで、自分とマッチしたのが臨床心理士でした。
現在も冒頭のAさんとは連絡を取りつつ、担当のカウンセラーもいます。(この方も臨床心理士)
今回は臨床心理士という資格があることと、その役割について触れてみました。
みなさんの好奇心に響いて頂ければ幸いです。
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