地域包括ケアシステム構築の鍵を握る「生活支援コーディネーター」をご存知でしょうか?
生活支援コーディネーターとは?
生活支援コーディネーターは、高齢者の生活支援・介護予防サービスの体制整備を推進していくことを目的とし、地域において生活支援・介護予防サービスの提供体制の構築に向けたコーディネート機能(主に資源開発やネットワーク構築の機能)を果たす者と定義されています。
具体的には日常生活ニーズ調査や地域ケア会議等により、ボランティア、NPO、民間企業、社会福祉法人などの多様なサービス提供主体における取り組みや、
地域高齢者のニーズを十分把握した上で、それらをコーディネートし、時には新たな地域資源を発掘しながら、地域全体で高齢者を支えるネットワークを構築してくことが主に求められます。
具体的な役割とは?
①地域のニーズと資源の状況の見える化
②地縁組織等多様な主体への協力依頼などの働きかけ
③関係者のネットワーク化
⓸目指す地域の姿、方針の共有、意識の統一
⑤生活支援の担い手の養成やサービスの開発
⑥ニーズとサービスのマッチング
つまり、生活支援コーディネーターが設置されることで地域ニーズと地域資源がマッチングし、より継続的・包括的な生活支援・介護予防サービスを展開することができます。
おわりに
生活支援コーディネーターは上記に限らず多様な役割を担うことが想定されており、資格要件に職種は問われていません。
普段から地域を見つめ、分析することができていれば、生活支援・介護予防の専門家である在宅医療・介護従事者にはその役割を果たす資質・能力が備わっているかもしれません。
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