Leader standing with tools on his hand

セラピストが便利屋を「経験」してわかったコト

2017.6.14 ライフスタイル
この記事を書いた人
hosokawa

hosokawa

この記事をシェア

LINE
この記事が気に入ったらいいね!
介護保険外サービス、混合介護解禁に向けた議論が昨今のトピックになりつつあります。
そんな中、理学療法士でありながら「保険外」サービスである便利屋業をしている私、白井瑞樹が「セラピストが便利屋を経験してわかったコト」をお伝えします。
S__26828886

環境面に”直接的”にアプローチできる?

大腿骨頸部骨折。
多くのセラピストは担当した経験があると思います。
707069
「家の中の小さな段差で転んだ」
「庭いじりの時に転んだ」
という患者さんを私もたくさん経験してきました。
セラピスト時代、どうにかして段差で転んで欲しくない一心で、住宅評価の際は家中の段差に赤色のテープを貼ったこともありました。
以前転んだ庭の飛び石の上で、バランス練習をしたこともありました。
たぶん、皆さんも似たようなアプローチをしたことがあると思います。
そんなアプローチをしている時、ふと思いついたことがありました。
「この小さな段差、削っちゃえばいんじゃない?」
「飛び石みたいな不整地は捨てて、平らにすればいいんじゃない?」
とても直接的なアプローチです。
ですが、絶対に有効なアプローチです。
当時の私は、この思いつきを実行に移す環境にいませんでした。
しかし、今ではそうした”発想”を”実行”に移すことができます。
Carpenter wearing coveralls with circular saw isolated on white

便利屋でセラピストが働く意義

「理学療法士で大学院を卒業したのになんで便利屋に?」
「白井さんてどんな仕事してるんですか?」
よくこんな質問をされますが、【便利屋でセラピストが働く意義】はズバリ
【リハビリテーションの知識を活用し、自由度の高い便利屋業で、やりたいことができる】
これです。
誤解されないようもう少し具体的に書くと、
【合理的に判断して、患者さんに寄与する可能性が高い手段を提供できるにも関わらず、技術・制度化・集客・採算性などの問題で実現できなかったやりたいことが、便利屋ならば実施可能となる】
こういうことです。
こうした「幅」を持つことができ、アプローチが多角的、立体的に行えるようになりました。
•Ö—˜‰®‚³‚ñ

 「エビデンス」+「自由(創造性)」

以上、今書いた理由から「セラピストは便利屋を経験した方が良い」と心底思っています。
ですが、「便利屋になった方が良い」とは思っていません。
多くのセラピストにとっては「経験」だけで十分です。
これらを踏まえて、なぜセラピストは便利屋を経験した方が良いのかを考えれみます。
それは、
【便利屋という自由度の高い働き方を経験すると、リハビリテーションに対する視野が広がるから】
これです。
一度でも自由度の高いアプローチを知ると、
「こんな方法もいけるかも!」
「こうしたら転倒が減らせる!」
こういう、今まで思いつかなかったアイディアが沢山湧いてきます。
今まで無意識的に無視していたアプローチに「気づく」のです。
このような理由で、私は便利屋となりました。
両方の視点を持つことで、どちらの分野においてもスキルが向上します。
こうした自由度や多様性の高いアプローチはエビデンスベースの考え方とは真逆かもしれません。
しかし、特に個別性を重視する在宅領域では「エビデンスに囚われずに常に新しい発想」をしていくことが求められます。
なので、エビデンスがベースにあって自由度や多様性のあるアプローチを模索することが大いに求められているとも言えます。
是非、こうした視点でアプローチを考えてみてください。
Leader standing with tools on his hand

記事提供

白井瑞樹(理学療法士・便利屋)

\ SNSでシェアしよう! /