皆様、いつもお読みいただきありがとうございます。
病院勤務でパラレルキャリア実践中の野田です。
先日、私が勤務する病院は地域医療構想の流れと経営的判断から、病院の看板を下ろし介護保険施設に転換いたしました。
今の時点ではなかなか珍しい事例かと思いますが、すでに病院が閉鎖するというのは各地で起き始めていることであり、ここ数年で全国的に起こることではないかと思っています。
ですので、いつもと切り口が違いますが、ありのままをお伝えしたいと思います。
(photo by Fotolia)
リハスタッフ削減の通達
今年の2月、上司である科長に呼ばれ、以前より耳にしていた介護施設移行に伴い、助手さんの解雇、並びにPT、OTの希望退職を募ることになった旨を伝えられました。
科長は、だいぶ抵抗されたようでしたが、銀行の融資も絡む経営計画には逆らえません。
その計画を通す以上、どうにもならなかったようです。
結局、PTOT 7名のうち3名が退職する形となりましたが、互いに仲間の状況を考え、本当に悩みぬいた時間になったのはいうまでもありません。
とてもつらい時間でした。
色々考えた結果、様々な仕事をしている身ですので、私が身を引くこと。
それこそ”独立”の文字も頭に浮かびました。
ですが、生活を支えるほどのものではありません。
十分じゃない状態で挑戦することができなければ、いつまでたっても独立などできないわけですが、リスクをとるタイミングと、とらないタイミングというのを見切るのも大切です。
なんとかパラレルキャリアを継続して、どうにかできないか?を模索している間に、3名の希望退職が決まりました。
ですが、正直なところ「自分は残れてよかった」という気持ちよりも、私の気持ちとしては”やるせなさ”しか残っていませんでした。
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退職にからむパラレルキャリアの注意点
パラレルキャリアでメインの勤務先を変わるときというのは、プラス要素、つまりは引き抜きだったり、独立だったりする部分が多いのですが、今回は職場都合による退職になった場合に、どんなことを想定しないといけないか?を真剣に考えさせられました。
もし、どこからも声がかかっていない状態で退職をした場合、パラレルキャリアの人は退職後、他からの収入がある場合、失業保険がもらえません。
また、再就職も兼業(副業)がある旨を伝えた上で、活動しなければなりません。
最悪、何を優先するのか?を考え、パラレルキャリアを休止することも念頭に入れる必要があります。
これがリアルです。
(photo by Fotolia)
結局のところ、パラレルキャリアは身を助けるのか?
話を本筋に戻しますが、3名の退職が決まっても、まだ状況はシビアであり年度末の決算次第では、もう一名の退職を求められることを予測しています。
そんな私に、パラレルキャリアによる活動が活路を見出してくれたのですが、それは次回にご紹介したいと思います。
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