理学療法士として地域リハビリテーション領域を選択した理由。

2016.2.26 インタビュー, いい話
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yukiです。

初めてのインタビューに挑戦してみました。

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そのお相手は、地域リハビリテーション分野で理学療法士をしておられる田口裕介さんです。いつもニコニコと素敵な笑顔で働いています。

 

理学療法士とは何か?

まず、このインタビューをさせて頂くことになった際、私は、理学療法士とはどのような職業か分からなかった為、理学療法士とは、どのような職業なのかを調べました。

寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活を行なう上で基本的な動作の改善を目指す動作のリハビリテーションの専門家

参照:公益社団法人 理学療法士

簡単に言えば、理学療法士 = Physical Therapist = 動作(Physical)のセラピストですね。

 

田口さんはどのような少年期でしたか?

小学校から、野球ばっかりしており、いわゆる野球少年だったと思います。

野球以外に好きだったのは、魚釣りや料理で、実はコックさんになりたいという夢もありました。

しかし、料理よりも野球が何よりも大好きで、野球に打ち込み、野球に全てを注いだ少年時代を過ごしていました。

 

理学療法士になったきっかけ

高校生の時に、将来の仕事について思い悩んでいた時、祖父が腰の手術を受け病院でリハビリをすることになったんです。

祖父がリハビリを受けている姿、祖父のリハビリのサポートをしているスタッフさんやお医者さんの姿を実際にみて、人情溢れるとても暖かい仕事だな〜、と、

やってみたい仕事だなと感じ、理学療法士になろうと決意しました。

 

理学療法士になって変わったこと

そうですね。

たくさんの患者様、ご利用者様と接することにより、人の痛み、苦しみ、悲しみを以前よりも理解出来るようになったと思います。

まだまだ分かっていないところも沢山あるかもしれませんが、理学療法士になってからはそういった部分は本当に人間的に成長できているのではと思っています。

 

 

何故、在宅医療、地域リハの現場で働こうと思ったのですか?

 

そうですね。シンプルにいうと「自分への挑戦」でした。

 

リハス_理学療法士_2のコピー

 

現在、日本では高齢化が進み、4人に1人が65歳以上の高齢者と言われています。(参照:総務省統計局

現在、日本には、11万以上の高齢者介護サービス施設がある中、(参照:厚生労働省)病院ではなく、在宅、地域リハビリテーション分野における理学療法士としての専門性の発揮や、社会貢献の可能性も大きいのではないか、とは常に考えておりました。

 

30歳手前まで、大きな医療法人に勤めていましたが、やはり退院する患者さん達が地域、在宅でどのような生活を送っているのか、ずっと気になっていました。さらに

このままこの病院でやっていて自分は本当に成長できるのだろうか。ー

環境を変える必要はないのだろうか。ー

 

そんなことを考えていた時、現在勤めている金沢QOL支援センターの代表である岩下氏(作業療法士)の思い、考え、熱意に共感し、ここで生涯頑張って働いていこうと思ったそうです。

 

その岩下代表の思いは、

医療を通じて皆を幸せにすること

社会への価値 = 皆の幸せ

でした。

 

自分も、その思いに共感し、地域リハビリテーション領域における理学療法士という形で多くの人を幸せにしたいと感じました。

 

将来、医療に携わりたい人たちへのメッセージ

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どんな仕事でもいいこともあれば大変さもあります。

理学療法士も決して楽しいこと、いいことばかりではありません。しかし、本当に人間として「心」「思いやり」を成長させることができる、本当に誇らしい仕事だと思っています。

何故なら、医療•介護•福祉は、単に人と関わるという簡単な仕事ではないからです。

人は皆、考えも思いも違いますよね。

そんな中でいかに相手の気持ちを理解し、相手の事を大切に出来るかが仕事のパフォーマンスに本当に大きく影響します。

今関わっている地域の利用者様、そして一緒に働いている医療•福祉•介護職のスタッフとずっと幸せに楽しく成長していくことを強く願っていることです。

 

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仕事の大変さを語られても、いつも素敵な笑顔で利用者さんと接しておられる田口さん。大変素敵な理学療法士さんです。

田口さんなら働く人も、利用者の方も、関わる全ての人のQOL = Quality of Life ( 人生の質)を支援できるのは間違いないですね。

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