「好きなこと」と「得意なこと」はどちらを優先する?〜好きなことは強みではなく○○である!

2017.1.9 在宅医療, キャリア, ライフスタイル
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たくちゃん。

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こんにちは、イワシタです。

前回の記事医療職はまず自分の「強み」を明瞭にしよう!〜「強み」を定量評価する方法とは?では、

「強み」を定量的に評価するヒントについてお伝えしました。

 

今回は、私自身がよく質問されることでもありますが

 

好きなことと、得意なこと、どっちをしたらいい?(どちらに時間を投資するか)

 

好きなことは「強み」じゃないの〜?

 

 

という質問。

これについて少し深堀したいと思います。

 

 

好きなことは「強み」ではなく、⚪️⚪️と考える。

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好きなことと、得意なこと、どっちをしたらいい?(どちらに時間を投資するか)

 

この答えは

 

 

ズバリ「得意なこと」です。

 

 

「好きなこと」というだけでは残念ながら強みとは言えません。

これは前回の強みに関する質問でもご理解できるかと思います。

 

繰り返しになりますが、「強み」は

自分ではフツーに楽しく成果をだせること、なのです。

 

好きなことをやってはいけない?ということでは全くなく

好きなことにたくさんの時間を投資し、生きて行くことは人生の質を向上させるものでしょう。

 

しかし、働く人、社会人にとってそれが良いかは???? ですよね。

 

好きなことは強みでなくもっとも当てはまる単語があります。

 

 

それは「趣味」です。

 

 

よく趣味を仕事にしたら楽しくなくなる〜

とかいいますよね。

 

これは好きだけど、それで成果を上げ続けることはできない、勝てない、もしくは社会的ニーズがなかったりするので、失敗体験や負のフィードバックの頻度が多くなり、面白くなくなる、食っていけなくなるというストーリーです。

 

仮に得意なことが「好きではない」ことだったとしても

この逆説で成功体験の積み重ねで、楽しく成果を上げられるようになるでしょう。

なので、「得意なこと」は強みに近い表現であり、そこに時間を投資することが

人生の質は向上しやすくなると言えます。

 

ただし

まず「好き、嫌い」という価値観で物事を判断すること自体があさはか、なのかもしれませんね。

 

「強み」の成長が人生の質的向上をもたらす。

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なぜ、私はそこまで「強み」にこだわるのかというと

その強みに基づいて働くことや、誰かを支援することができれば

やっぱり一番楽しく成長、支援しながら、かつ成果も上がっていくからです。

 

そして、それ自体が人生の質的な向上をもたらすと考えているからです。

 

私自身もそれを実体験しています。

 

これは脳科学的にもエビデンスのあることであり

脳は「弱み」を伸ばすことよりも、「強み」に焦点をあてて伸ばすことが

脳を質的にも量的にも発達させるということが言われています。

 

何事かを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど、到底できない。                  

                    PFドラッカー

 

不得手なことの改善にあまり時間を使ってはならない。自らの強みに集中すべきである。無能を並みの水準にするには、一流を超一流にするよりも、はるかに多くのエネルギーと努力を必要とする。

                      PFドラッカー

                                  

まずは、自身の強みの分析と強みのマネジメントが自分とチームと社会に貢献をもたらすと考えます。

 

さいごに

最近様々な在宅医療-介護研修の場でも「ストレングスマネジメント」「ストレングスモデル」

ということをよく聞きます(特に訪問リハや相談支援で)。

ICFでいうところの個人因子や環境因子のプラス面に焦点をあてて、ケアマネジメントしていく、というものです。

 

まずは

この「強み」「ストレングス」の正しい把握、認識をすることでご利用者様への支援にもそのまま汎化できる!!

ことでしょう。

以上、イワシタでした。

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