こんにちは、イワシタです。
前回の記事医療職はまず自分の「強み」を明瞭にしよう!〜「強み」を定量評価する方法とは?では、
「強み」を定量的に評価するヒントについてお伝えしました。
今回は、私自身がよく質問されることでもありますが
好きなことと、得意なこと、どっちをしたらいい?(どちらに時間を投資するか)
好きなことは「強み」じゃないの〜?
という質問。
これについて少し深堀したいと思います。
好きなことは「強み」ではなく、⚪️⚪️と考える。
好きなことと、得意なこと、どっちをしたらいい?(どちらに時間を投資するか)
この答えは
ズバリ「得意なこと」です。
「好きなこと」というだけでは残念ながら強みとは言えません。
これは前回の強みに関する質問でもご理解できるかと思います。
繰り返しになりますが、「強み」は
自分ではフツーに楽しく成果をだせること、なのです。
好きなことをやってはいけない?ということでは全くなく
好きなことにたくさんの時間を投資し、生きて行くことは人生の質を向上させるものでしょう。
しかし、働く人、社会人にとってそれが良いかは???? ですよね。
好きなことは強みでなくもっとも当てはまる単語があります。
それは「趣味」です。
よく趣味を仕事にしたら楽しくなくなる〜
とかいいますよね。
これは好きだけど、それで成果を上げ続けることはできない、勝てない、もしくは社会的ニーズがなかったりするので、失敗体験や負のフィードバックの頻度が多くなり、面白くなくなる、食っていけなくなるというストーリーです。
仮に得意なことが「好きではない」ことだったとしても
この逆説で成功体験の積み重ねで、楽しく成果を上げられるようになるでしょう。
なので、「得意なこと」は強みに近い表現であり、そこに時間を投資することが
人生の質は向上しやすくなると言えます。
ただし
まず「好き、嫌い」という価値観で物事を判断すること自体があさはか、なのかもしれませんね。
「強み」の成長が人生の質的向上をもたらす。
なぜ、私はそこまで「強み」にこだわるのかというと
その強みに基づいて働くことや、誰かを支援することができれば
やっぱり一番楽しく成長、支援しながら、かつ成果も上がっていくからです。
そして、それ自体が人生の質的な向上をもたらすと考えているからです。
私自身もそれを実体験しています。
これは脳科学的にもエビデンスのあることであり
脳は「弱み」を伸ばすことよりも、「強み」に焦点をあてて伸ばすことが
脳を質的にも量的にも発達させるということが言われています。
何事かを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど、到底できない。
PFドラッカー
不得手なことの改善にあまり時間を使ってはならない。自らの強みに集中すべきである。無能を並みの水準にするには、一流を超一流にするよりも、はるかに多くのエネルギーと努力を必要とする。
PFドラッカー
まずは、自身の強みの分析と強みのマネジメントが自分とチームと社会に貢献をもたらすと考えます。
さいごに
最近様々な在宅医療-介護研修の場でも「ストレングスマネジメント」「ストレングスモデル」
ということをよく聞きます(特に訪問リハや相談支援で)。
ICFでいうところの個人因子や環境因子のプラス面に焦点をあてて、ケアマネジメントしていく、というものです。
まずは
この「強み」「ストレングス」の正しい把握、認識をすることでご利用者様への支援にもそのまま汎化できる!!
ことでしょう。
以上、イワシタでした。
\ SNSでシェアしよう! /