平素は、CoMediをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
CoMediは1月1日をもってサイト開設から9ヶ月が経過しました。
この度、新たに細川が編集長に就任いたしましたので読者の皆様にお知らせいたします。
新編集長・細川寛将よりご挨拶
この度、編集長に就任いたしました細川寛将と申します。現在30歳で作業療法士の資格を持っております。生まれも育ちも愛知県名古屋市で、現在も愛知県内で在宅医療・介護のフィールドで勤務しています。
新入社員時より回復期リハビリテーション病棟で4年間、その後訪問リハビリテーション、デイサービス、サ高住の施設長として勤務し、その傍らリハビリメディアの立ち上げや様々な事業の立ち上げに参画をさせて頂き、未熟な身分でありながら数多くの経験をさせて頂いております。
そうして働く中で強く感じたのは、「在宅医療・介護」が全然浸透していないということです。
将来的な国の方向性として、在宅医療・介護を推し進めているのは誰の目にも明らかで疑いの余地がありません。
しかし、当の医療・介護職たちの中でまだまだ在宅医療・介護が「特別なフィールド」として受け取られているように感じます。
それ故に、患者さんやそのご家族にとっても在宅医療・介護はまだまだ馴染みの薄い存在となっています。
こうした状況は決して楽観視できるものではないと考えます。今後の医療再編の核となる在宅医療・介護の「現場への浸透」と「受け手への浸透」は大きな課題といえます。
私は、CoMediというメディアは在宅医療・介護を知ってもらうきっかけであったり、在宅医療・介護の面白さや楽しさを伝えられる媒体として育てていければと思っております。
それを通して、少しでも在宅医療や介護が抱える課題解決につながればと感じます。
最後になりますが、在宅医療・介護の現場でご活躍いただいている方々に尊敬の念を抱きつつ、皆様にCoMediに出会えて良かったと思っていただけるようなメディア作りに邁進してまいります。
まだまだ若輩者でございますので、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
編集長・細川が抱く「今後起こりうる7つの危機」
CoMediでは今後、多くは取材に基づく記事や編集部オリジナル記事、ライター執筆による記事などコンテンツを充実させていきます。
その一環として、本日は編集長が思う今後の「7つの危機」について箇条書きで書きたいと思います。
これは決して予言など大げさなモノではなく、大局観的視点として把握しておくべきポイントの整理として見て頂ければと思います。
【7つの危機】
- 世界でも群を抜いて日本の高齢化が進む
- 都市圏では75歳以上の後期高齢者が増加し、前期高齢者が減少する
- 75歳以上になると男女(特に女性)ともに一気に自立度が低下する
- 高齢者の低所得者層の割合が右肩上がりで増加する
- 約50万人弱の高齢者の看取りの場所がない
- 社会保障費が限界に達する中でベッド数が削られ「在宅」へシフト・強化される
- ただし、欧米と比較して在宅で働く看護師が圧倒的に少ない
これらに関しては、追って一つ一つ掘り下げて詳細を書いていければと思います。
このように大局的に物事を見る視点は非常に重要です。
10年後、20年後の未来は確実にはわかりませんが、予想し最善の準備をすることはできます。
そうした準備の一助にCoMediが貢献できれば、そんな嬉しいことはありません。
今後、拙いながらもこのように情報を発信していきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
細川寛将
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