医療-介護職が大切にすべきものとは~幸せと向き合ってますか?~

2017.8.3 ライフスタイル
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「幸せ」について考えることはありますか?

突然ですが幸せとは何でしょうか?

 

『幸』を辞書で調べると、「さいわい」、「幸福」と記載されています。

「幸い(さいわい)」を調べると、

「その人にとって望ましく、ありがたいこと。また、そのさま。しあわせ。幸福。」となっています。

 

つまり「幸」とは

人それぞれに異なった望ましいことであると言えます。

 

利用者様・ご家族様の幸せ

介護、医療、福祉の仕事は

ジャンルや専門性や働いている場所は違えども、人々がより幸せに暮らすために必要なしくみです。

 

何を幸せと感じるかは人それぞれですが

関わる利用者様が何を幸せと感じるかを知ることはとても大切なことです。

もう一度考えてみてください。

 

・利用者様やそのご家族様がどんな生活を送りたいかしっていますか?

・利用者様が求めている幸せの価値をしらずに提供していませんか?

・自分の価値観を押し付けていませんか?

・あなたの目の前にいる人が人生で何を大切にしているかしっていますか?

 

「歩けるようになりたいんや」

「腰が痛いからどうにかならんかいね」

「どうせ家におっても家事もなーんもさせてあたらんさけ」

その言葉の背景には本人やご家族のどんな思いがあるのでしょうか?

本当はどんな生き方をしたいと思っているのでしょうか?

 

まずは、一人の人として寄り添い、見つめることからはじめましょう。

 

自分の幸せ

では、あなたの幸せはなにですか?

何をしているときが幸せですか?

 

じつは先日、仕事で知り合った女性と「幸せってなんだろうね」という話をしました。

 

その方は普段営業の仕事をしているのですが、他事業を体験するという機会があり、

就労継続支援B型事業で農業のお手伝いをしたそうです。

夏空の下、生い茂る草を刈って

ローズマリーの赤ちゃんに日差しが当たるように1時間半作業を行ったのですが、

彼女はその時間の経過が早かったことにとても驚いていました。

 

「子供のころ以来、夢中になってなにかをした。

それもいやいやしていたのではなく、

生い茂る草の中にあるマッチ棒程度のローズマリーを探し

その子を守るために草を刈ったことがとても楽しくて、

時間を忘れて作業をしていた。幸せな時間だった。」

 

 

彼女が感じた時間の経過は、確かに大人になると忘れがちな感覚なのかもしれません。

いろんな雑念を捨てて何かに取り組む時間、一瞬に感じる時間を体験して、

彼女は自分の生き方や幸せについて考えるいい機会になったようです。

 

わたしも日々の業務に追われ、

自分が何をしている時が夢中になれるときなのかが分からなくなることがあります。

毎日なんとなく仕事をしているわけではありませんが、

気づけば一日が過ぎ、

一週間が過ぎ、一か月が過ぎ、

あっという間に一年が終わり。。。

 

年々時間の経過が早くなっているように感じるけれど、これって彼女が体験した時間の経過とは少し違う気がします。

『1年があっちゅう間で、
これじゃ人生なんか気がつきゃ終わっちまうのかな なんて お前は言うけれど
好きなあのコの笑顔は時を止めるだろ』

わたしが好きな歌の一部です。

この歌詞にもあるように、生活の中にある幸せの瞬間を日々忘れずに過ごせると、

一年があっという間でももっと深みのある幸せな一年になっているはずです。

わたしはこんな感じで家族や仕事の仲間、友達が笑顔になる瞬間を大切にしていこうと思っています。

 

でも現実は5歳の息子にガミガミと細かいことを言ってしまう毎日で、

常に仏のような笑顔で、というわけにはいきませんが。。。

心に余裕をもって、笑顔を大切にしていこうとおもいます☆

 

まとめ

今回「幸せ」について取り上げてみました。

人生生きている以上、何かと辛いことや楽しいこと、良いことや悪いことがあります。

でもその全ての出来事が自分自身を形成する大きな財産で自分にしか経験できない人生です。

楽しかったことだけ並べて「これが幸せ!」と決めつけたり、

「こうじゃないといけない!」と思うよりも

いろんな経験を俯瞰して「あの時大変だったけど、今思えばあれも幸せだったな~」と

いろんなことを受け入れ、包み込めるようになると

今まで見ていたものが違って見えて素敵な人生への一歩になるように思います。

 

ただでさえ生き辛い世の中です。

自分だけでなく自分の周りの人が過ごしやすくなるよう、

小さな幸せをもう一度意識してひとつずつ集めてみると

息苦しかった毎日がもっと新鮮で大切に思えてくるかも知れません。

 

利用者様の幸せ

ご家族の方の幸せ

自分の幸せ

みんなの幸せ

 

それぞれの幸せを見つめなおして大切にしていけるといいですね。

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