認定作業療法士になって4年…。認定ってすごいの?

2015.12.2 キャリア
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フジサン

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初めまして、藤島です。
作業療法士という国家資格を取得し、はや14年となります。

この14年、おかげさまで様々な経験をさせて頂き、いろんな疾患の患者様と出会うことができました。またその中で、「認定作業療法士」という資格も取得することができました。

作業療法士の世界には、「作業療法士」と「認定作業療法士」、そして「専門作業療法士」が存在します。いったい何が違うの?認定はすごいの?専門は偉いの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

 

 

全国の作業療法士数は約7万人を超えます。そのうち、認定作業療法士は758名(H27.11.1現在)、専門作業療法士は69名います。

※ちなみに私が在住している石川県は認定作業療法士32名。(作業療法士取得率で全国1位!)

 

そもそも認定作業療法士とは…

“作業療法の臨床実践、教育、研究及び管理運営 に関する一定水準以上の能力を有する作業療法士を本会が認定したものをいう”

と一応定められております。簡単に言えば、作業療法士のスペシャリストだと私は認識しています。そして専門はプロフェショナル。資格取得時点でプロと言えばプロではありますが、本当のプロフェッショナルにはそれ相当の知識・技術・経験が必要だと感じます。

 

では認定(専門)作業療法士になったらどんなメリットがあるのでしょうか。

私が感じることとしては、

  • 作業療法士協会(都道府県の士会)や他職種団体など、職場以外での活動範囲が広がる
  • 昇進にプラスの影響がある(かもしれない)
  • 全国に同じ分野のスキルを持つ仲間やライバルと出会うことができる
  • 仕事の相談をされることが増える
  • 認定(専門)作業療法士です!とちょっと自慢気に自己紹介できる

いかがでしょうか。魅力的だ~!と感じた方がいらっしゃれば…。

 

しかし、この資格取得により最も大切なメリットは、

「ご利用者(患者)さまへ、より…」または「未来のプロフェッショナルへ…」

だと私は思います。

自身の自己研鑚、スキルの習得、教育、様々な学びを経験しなくてはこの資格は取得できません。また取得することも大切ですし、それを発信することも大切です。

私は作業療法士という存在は社会に必要不可欠な存在であると強く感じます(理由はここで話すと長くなるのでまたの機会に)。たくさんの人たちが作業療法士を夢見て目指すような社会となれば…。

そのためには、技術面だけでなく、人としても成長し、周囲の人達を幸せにするような暖かい人になりたいと心がけています。

自分自身のために…も大事なことだと思いますが、それ以上に“誰かのために…”という他者を思いやる心、“世の中のために…”という社会に尽力する心、この心がスペシャリストならびにプロフェッショナルの基本ではないでしょうか。

認定作業療法士になって、はや4年…。この資格を更新できるかどうか微妙なラインにきていますが、資格ある限り少しでも誰かのために、世の中のために、貢献していく次第です。

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