コメディ編集部です。
リハビリテーション職を志している学生さんで4年制大学、専門学校だった場合、3年次の秋頃の評価実習、4年次の春先からの長期実習、という形で実習を控えている学生さんが多いのではないでしょうか。
私も学生のとき、実習では鬼バイザーに出会い、本当に大変な思いをしておりました。
ちまたでは、パワハラ、セクハラ、モラハラ…などたくさんの◯◯ハラスメントという言葉が流行しておりますが、リハビリテーション職の臨床実習は実習先によっては、
究極のハラスメントを受けてしまう可能性がある!!といっても言い過ぎではないのではないでしょうか。
今回は「こんなヒドイことがあった!!」という記事ではなく、
学生さんにおかれましては、高校の時から真摯に受験勉強し、高い学費を支払い、真面目に勉強してきたのだから、どんなに人間的にクソオワッタ鬼バイザーに出会っても乗り切りたいと思います。
ということで、鬼バイザーに出会っても乗り切るコツ!を現役リハ職の視点からアドバイスしようと思います。
目次
まず鬼バイザーってどんなものよ
この記事を読まれた、現役のリハ職の方でも、学生の時に鬼バイザーと言われる人にあったことがある人は多いのではないでしょうか。
たくさんのセラピストと出会ってきての、鬼バイザーの特徴は以下のような感じです。
1、やたら提出物が多すぎる(物理的に終わらない)。
2、学生が「寝れない状況」ということを全くもって気にしない。とにかくヤレ!
3、レポートの修正が2転3転、4転する(それこの前、修正したとこですやん、、、)。
4、挨拶をしても、全く返さず、視線も合わせない。
5、何かあったら「帰れ」「実習中止にするぞ」と脅してくる。
6、いつもとにかく無視されている。エアー状態。
7、大なり小なり体罰がある。怒ってものに当たる。
8、患者さんに対しても何気にひどいコミュニケーションをしてる。
9、(相手が男性だった場合)セクハラまがいの発言、行為がある。
10、「つらい」思いを話しても、笑われるか説教されるだけ。
などの特徴があります。
現役リハ職の方ならわかると思いますが、全然珍しいことでは無いですよね?
これらは、明らかに医療人の前に「人間的に」少しおかしい人達です。
とくにリハ職は指導する、教示する、ということのコミュニケーションに関してはプロでありたいところ。
このようなバイザーは鬼、というか社会にとっての「悪」と言えるのではないでしょうか。
鬼バイザーに出会った時の対処方法。6つ。
さて、それではそろそろ本題に。
学生の皆さんは実習先が選べないことがほとんどだと思います。
ましてや担当バイザーが選べることはまずないでしょう。
それでは運悪く「鬼バイザー」に出会ってしまったらどうしたら良いのでしょうか。
①まずは精神がやられる前に、学校の先生又は両親にとことん相談する。
普段から自分のことを良く知っている先生、両親は絶対にあなたの味方になってくれるはず。
先生は実習先との繋がりの関係でもしかすると、実習先の肩を持つこともあるかもしれませんが、両親、親族は絶対あなたの味方です。
まずは「相談する」ということを絶対忘れないでください。
②デイリーやレポート等の課題の制作速度を上げる。
皆さんの中には課題に着手する中で、「これで正解なのかな」「間違ったこと書いてないかな」「怒られるかな」などいろいろ心配し、課題を書くペースがものすごく遅く、結果的に寝れない…という状況にある人も多いと思います。
正直、現役バイザーのほとんどは「正解か、間違いか」はさほど見ていませんし、気にしてはいません。
それよりもきちんと考えているかな?― という視点で課題を見ているケースが多いです。
なので、オススメとしては文献、参考書を長時間読んで頭を混乱させるより、とにかく今現時点である知識量でいいので、憶測や予測でいいので、自分の考えを元に文章を書いてみる。
それで結構スラスラと書けることも多いのではないでしょうか。
そうすると若干稚拙であったり、内容が浅いかもしれませんが、まず短時間で「完成」することはできるかもしれません。
③提出物は100%にしようと思わないこと。
提出物に関して学生さん(自分)が考える100%とバイザー(相手)が考える100%は明らかに違うのです。
だって、経験、知識量、年齡、価値観が違うのですから。それを求めすぎても時間の無駄です。さっさとあきらめましょう。
ただし、たった一つ共通のクオリティーがあります。それは「決められた日時に提出すること」という時間軸です。それだけです。
ということであれば、細かいクオリティーにはこだわらず、なるべく早く、自分の力量のものを作成し、現場でしっかり患者様を診れるように寝る時間を確保する!!
という目標のほうが大変素晴らしいのです。
④ちゃんと、寝る。
睡眠時間が削られると様々な思考が停止してしまい、精神状態も悪化していきます。実習中に「抑うつ状態」に多くなる原因の一つも、この寝ることができない状況になるから、というのもあります。
「課題を頂いて先生には大変感謝しているのですが、どうしても現状の課題量が自分にとって負荷が大きくて…」と素直に相談してみるのもアリだと思います。
相談のポイントは謙虚に、素直に、そして感謝!です。
もちろんこれを言っても屈強な鬼バイザーは確実に聞く耳はもちませんが、、、。ということで次へ。
⑤小型のICレコーダーでバイザーの発言を録音する。
威圧的な発言、暴言が著しいバイザーにはこれを準備しましょう。
特にパワハラ、セクハラ発言にはこれが一番です。
これがあれば「法的」な根拠になりますので、学校の先生に相談したとしても、学校側も動きやすくなると思います。
⑥こいつ、まぢウンコですやん。と思う。
はい。少しマインド的な話しですが、上記の鬼バイザーは既に医療人である前に、人間としての素質を失いかけているのです。
ということは何者か。そう、ウンコと思えばいいのです。
ウンコとの関係に真剣に悩んだって仕方ありませんよね。だってウンコですから。
医療人=人間>>>鬼>>>>>>ウンコ です。
むしろ、ウンコであることに同情してあげると良いのかもしれませんね。ホント、かわいそうですよね。
さいごに。
「リハビリ 実習 自殺」
この言葉で検索してみてください。なんとも悲しい事件も起きています。
本当に残念です。
何故、医療人を目指す課程で、
医療人になろうとしている学生が、
医療人によって自殺しなければならないのか?!
憤りを超える、なんとも悲しい気持ちにしかなりません。
これから実習に行かれる学生さんに関しては、少しでもこの記事を参考にし、真剣に、そして楽しく実習に励んで頂けたら幸いです。
真摯に患者様のことを思いやり、患者様を少しでも幸せにできるようなステキなセラピストになることを心より祈念しております。
リハビリテーション職は本当に楽しく、素敵な仕事ですよ。
以上、編集部でした。
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