こんにちは。
コメディ編集部です。
在宅介護サービスを利用中の方やそのご家族もご一緒に旅行に行きたいと思うことってありますよね。
認知症の発症や要介護状態等で介護が必要な状態になってしまったとしてもやはり旅行などの楽しみはいくつになってもあるものですし、普段介護を行っているご家族も旅行に行って気分転換したいと思うこともあるでしょう。
介護が必要な方と一緒に行く旅行を一般的に【介護旅行】といいます。
今回はその介護旅行についてのポイントお伝えできたらと思います。
目次
介護旅行のポイント
1.主治医や担当ケアマネとよく相談する
要介護状態の方は担当の主治医、ケアマネージャーがいらっしゃると思います。
なんとなくいけそう・・・
という感覚ではなく、ともに旅行を行う家族がきちんと「医学的なリスク」を把握しておく必要があるでしょう。
また、旅行とはたとえ1泊2日などの短期旅行であっても、「環境が変わる」というのは様々な想定外のことが起きる可能性があります。
よくあるのが、道中までの動線での困難(階段、、、高い段差、、、交通機関の乗降、、、)、また宿泊施設では「お風呂」「トイレ」などが使用の困難。
事前に理学療法士や作業療法士のリハビリ等のサービスを受けられているのであれば、必ずリハビリ担当者に相談しておきましょう。
2.旅行代理店とよく相談する
旅行を旅行代理店に申し込む際は医師等に旅行へ行くことを話し、主治医の指示のもと旅行代理店と相談する必要があります。
そうすることで、介護が必要な方でも状態にあった旅行プランを提供してもらえたり、旅行先の宿泊施設等と連携をとって適切なサポートをしてもらえる場合があります。
HIS等の旅行代理店によっては介護が必要な方向けの旅行プラン自体を提供している場合があります。
2.トラベルヘルパーを利用する
トラベルヘルパーに同行してもらうことで旅行の際の不安や負担を減らすことができます。
・【トラベルヘルパー】とは外出支援専門員のことを指し、介護技術と旅行の業務知識を備えた外出支援の専門家です。
トラベルヘルパーがいることで介護が必要な方が安全かつ安心して旅行・外出できるようになります。
トラベルヘルパーはホームヘルパー2級等の介護・看護系の資格(介護保険法)と旅程管理者等の資格(旅行業法)を併せ持った介護旅行の専門家であり、宿泊旅行に限らず日常的な外出の相談等、外出に関わる支援を行い介護が必要な方をサポートします。
・トラベルヘルパーの利用料金の例
トラベルヘルパーの利用料金は要介護度によって変わりますが
半日(4時間)で1万4000~1万7500円程度
1日(12時間拘束実働8時間)で2万1600円~2万7000円程度
になります。
トラベルヘルパーの交通費・食事代・施設入場料は利用者の負担になります。
※参考サイト:安心介護より引用
決して安い料金ではないですが、トラベルヘルパーさんとの交流も楽しむ!という付加価値も感じられるのではないでしょうか。
3.旅行保険への加入する
旅行先で体調を崩したり、入院する可能性、盗難等のリスクがあるため旅行保険への加入することで安心して旅行ができます。
ただし本人の過失による携帯品の紛失等は旅行保険は適応されないことが多いので事前に保険内容の確認が必要です。
4.車いすを手配する
介護される方が車いすを普段使用していなくても、旅行の際には車いすがあると便利です。
もしも普段は歩行が可能であっても、あまり慣れない場所で多く歩くと緊張して歩けなくなるかもしれない、そうした可能性があるなら車椅子を持参されると安心ですね。
お持ちでないなら、レンタル業者に聞けば借りることもできるでしょう。その際、自動式車椅子(自分で漕ぐことができる車椅子)ではなく、介助式車椅子(押してもらって移動する車椅子)の方が、軽く、操作性も高く良いでしょう。
車椅子は何気に
休憩の道具、荷物の運搬、手押し車代わりと多用に使えますので、持っていって邪魔というよりむしろ便利です。
(専門家とすかーなっちさんの回答)
※参考サイト:安心介護より引用
https://ansinkaigo.jp/questions/detail/3288
終わりに
この記事を最後までご閲覧していただき誠にありがとうございました。
今後保険外サービスも充実していくなか、介護者や障害者に対する旅行支援を担う業者も増えてくるのではないでしょうか。
実際に検討される方は
担当のケアマネージャーに聞いてみたり、最寄りの旅行代理店に聞いてみるとよいでしょう。
この記事を読んで一人でも多くの方にトラベルヘルパーの存在を知っていただき介護が必要な方のQOL向上の一助になれれば幸いです。
それではまた。
参考サイト
安心介護
ターゲット:在宅介護を利用している方とそのご家族
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