2016年4月「障害者差別解消法」 施行

2016.4.15 ライフスタイル
この記事を書いた人
OKA

OKA

この記事をシェア

LINE
この記事が気に入ったらいいね!

「障害者差別解消法」が施行されました

街中に以下のポスターが掲載されてきています。

既に目にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

表題の通り、2016年4月1日に「障害者差別解消法」が施行されました。

sabekai_poster_l sabekai_leaflet_l

 

この法律の目的

この法律の目的は、国連の「障害者の権利に関する条約」の締結に向けた国内法制度の整備の一環として、

「全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、
相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、
障害を理由とする差別の解消を推進すること」とされています。

 

現在の世界的な障害の捉え方は、
従来の歩けない、話ができない等のような機能障害のみで捉える「障害の医学モデル」ではなく、個人の性質によって働けない、活動に参加することが出来ない等の社会の仕組みによる問題、人と社会の間で障害が生じるとする「障害の社会モデル」です。

 

運動機能であっても、認知機能であっても、全ての機能・能力は、スペクトラム状になっている背景を考えると、「障害の社会モデル」に対応した社会を実現することは、個々人の能力を如何なく発揮できる環境・社会を構築することでしょう。

 

この考え方を聞いて、特別、新鮮に感じた方はほとんどいないと思います。

 

その理由は、障害の有無にかかわらず、人には誰にでも得手・不得手があり、其々の人が能力を発揮できる仕事を選びながら、取り組もうとしているからではないでしょうか?

 

まだまだ全ての人を受け入れる社会体制ではないことは事実です。今回施行された法律のように、国家・世界レベルで先陣を切って声を上げることは、大きなムーブメントが起きるために非常によい流れだと思います。

 

ただし、”考えること”と、”実現すること”には大きな差があり、容易い事ではありません!

障害ではなく、個人の強みにフォーカスする

そんな中、具体的に形にして活動しているの団体の1つが、このサイトを運営している「株式会社クリエイターズ」だと私は思います。

 

”障害があっても稼ぐ”を合言葉に、名刺やパンフレット作成などDTP事業、清掃、農業、事務作業、営業と多種のお仕事から、個人の強みを活かせる業務が行えるよう実現しているということです。

 

株式会社クリエイターズ「障害の社会モデル」を解消していく代表モデルとして、広く多くの方に知って頂くことを願うばかりです。

※障害者差別解消法・関連サイト

●内閣府(障害を理由とする差別の解消の促進)>> こちら

●日本障害フォーラム(障害者差別解消法ってなに?)>> こちら

\ SNSでシェアしよう! /